YouTube初投稿「直流と交流」と雑談(あなたはエジソン派?それともテスラ派?)
今回は「直流と交流」に関してYouTubeを更新いたしました。
記念すべき(?)初の投稿となります。
お試し的に作成してみたのですが、慣れないこともあって中々難しいですね。まず自分の声をこんなに真剣に聞いたことなかったので違和感が大きかったです。何度も聞いているうちに慣れてきたので良かったのですが。
では本題ですが、この動画では「直流と交流」について解説しています。
元にした画像は以前自身で作成した↑の一枚絵。Xでは非常に評判が良かったのでこれを題材にしました。
直流と交流、と聞いたときに多くの方が思い浮かべるのは、やはり「エジソンとテスラ」ではないでしょうか。直流の方式で送配電網を構築しようとしたエジソンと、交流の方式で送配電網を構築しようとしたテスラ。「電流戦争」とも称され、VS構造になりがちな両者です。もちろん両者が生きていた当時はそうであったのでしょう。新しい製品や商品を普及させようとする時には、先行者に大きな利益が入ります。特に送配電網といった全国的に普及する可能性のあるものであれば、得られる利益は大きくなりますし、それに付随したサービスや電気機器もセットで普及できれば更に利益は拡大します。実際、発明王エジソンは、単に直流送電を広めようとしただけでなく、正確に電力を計測し、正確に料金を徴収する「ビジネス」として考えていました。テスラも直流電動機のデメリットを解決する「誘導電動機(二相)」といった交流負荷を発明し、交流に優位をもたらしました。
動画にもありますが、結果として交流の方式が広く普及し活用されることになりました。しかし個人的に現代では、様々な技術やニーズによって、直流と交流が互いに生かし合える環境になってきたのではないかとも思っています。
例えば超伝導技術。ある物質を絶対零度付近まで冷却する(高温超伝導もあるが)と、ある点で電気抵抗が0になる現象を利用したものです。電気抵抗が0になれば、電流がどれだけ流れようともジュール損は0になります(ジュール損=電流の二乗×電気抵抗)。送配電の過程で失われている電力は結構大きいので、超伝導技術で直流送電することによってジュール損が0となれば、エネルギーの有効利用が促進されることでしょう。
と言っても電気技術者からすれば、制御電源DC24Vにて直流の恵みを既にたくさん受けているのですけどね...!
ちなみに私はテスラ派です。